中学校卒業の日に

福島市上空の空は現在晴れています。

11年前の今日の2時46分も春霞のかかったような晴れだった気がします。

今日は福島市内の中学校の卒業式でした。

11年前と言えば、卒業生は4歳ぐらいだったでしょうか。

突然の大きな揺れに泣き出した子もいたでしょうし、

その後の原発の爆発で親御さんはどれほど我が子の身を案じたことかと

拝察します。

また皆さんは大人や社会のざわめきを繊細な感受性で受け止めては

小さな胸の中で何事かを感じ取っていたのではと思います。

思いがけぬ転校等で環境への適応に苦労された方もいたのではないでしょうか。

そして最近では未曽有のコロナ禍で思うに任せぬ日々を過ごされ、いま尚

先の見えぬ今日、それでも新しい門出を迎えたみなさんですが、

人生の最初の15年でこれほど外的要因で振り回されながらも、

この日を迎えられたことを誇りに思ってほしいです。

と書きましたが、ひょっとすると、これは「大人の目線」で見た

「子ども」かもしれませんね。子ども順応性、そしてたくましさは、

つい過度に心配する大人の常識を超えて、伸びやかです。

みなさんの多くは、まるでアイススケートの選手がジャンプに失敗

してもすぐ立ち上がり、演技を続けるかのように、地に着いた

膝の土を払って、立ち上がり、「そんなこともあったね」とぐいぐい

前に向かっている最中なのでしょう。ジャックと豆の木の豆の木のような

生命力。

今は洗濯機のなかに放り込まれて何が何だかわからぬまま、とにかく

若さと元気で悩んだり、傷ついたり、喜んだりをしているかもしれませんが(ばかにしてるのではないことをわかってください!)、

やがて、30代、40代と年齢を重ねたとき、社会を照らす

おひとりおひとりが一番星としてのご活躍を祈念します!

Rejoice! You've got the chance to be "vulnerable" in the larger society!

Take the courage and skinny dip into the world you've never experienced.

Seize the day!(喜べ!キミはより広い社会のなかで「無防備」になれるチャンスを

得たんだから!勇気を出して、未知の世界に皮膚を晒して飛び込もう。

今日という日を楽しみながら。)