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いよいよ明日、共通テスト第一日目を迎えます。
昨晩はある生徒と最後の対策授業でした。英語は大問6問構成ですが、
彼の不得手な問題に絞り、集中的に解くことにしました。
私も当該問題を何回分も解き、助言を考えてメモしてました。
しかしそれを披露することはなかったことで一つ学びました。
どんどん問題数をこなすごとに、自分なりに勘所のようなものを
見つけていきました。お仕着せでなく、主体的な発見。
彼はずっと必死に勉強してきました。鍛えてきたからこそ
発揮した力強い姿だったと感じました。
何もこうしたことは、特殊な場面でのみ見られることではありません。
昔、現代文の先生がこんなことを言いました。
「個性というのは、基本を徹底的に叩き込むことによって誰にでも
必ずにじみ出るものがあるが、それこそが個性だ。」
英語で言えば、100個の基本文を日々の努力で暗記したとします。
すると英語で何か書けるようになるんですね。ちょっとした英文が。
叩き込まれた基本文が有機的に結合するのだと思います。
その調子で日記を書けば、それは他の誰の一日でもないその人の
一日ですから、まさに個性の発現です。
基本の徹底が個性を生むは、風が吹けば桶屋が儲かるに似ていますが、
以上のような理屈だと思います。
昨晩、そんなことにも思いを馳せました。
彼の健闘を祈ります。